精密機器メーカー・M社様における事例

背景

M社様は特殊な精密実験装置を開発・販売される精密機器メーカーです。国内では特定顧客向けに確実に浸透し、事業も安定していましたが、社長が更なる事業成長を求め、海外市場への進出を決断されました。
ただ同社には海外事業を担当する人材がおらず、また新規事業である海外展開に新たに選任の社員を雇用することも困難であることから、弊社に支援をご依頼いただきました。

支援内容

M社様のご要望や事業・製品のことを詳しくお伺いした上で、次のようなプロセスで支援をさせていただきました。

ドイツの展示会会場
  1. M社様の製品ラインアップの中から海外での販売に適した製品を選択
    (販売しやすい特徴があること、販売後の技術サポートが少なくて済み手離れがよいこと、が選択にあたってのポイント)
  2. 各種情報・資料の英語化
    (会社ホームページ、会社案内、製品カタログ、製品プレゼン資料、製品・マニュアルなど)
  3. 親和性の高い市場である台湾・韓国・中国に進出先候補を絞り、展示会に出展(日本・現地)、製品の紹介と代理店の募集活動を実施
  4. 展示会に加えホームページや弊社ネットワークから収集した代理店候補と商談を実施
  5. 結果として台湾・韓国・中国において、それぞれ数社と代理店契約を締結することに成功。
  6. 代理店向けに、日本や現地で製品販売に伴う技術・販売トレーニングを実施。
成果
現地パートナーと

活動開始後3年が経ち、この間代理店の入れ替えなども経験しましたが、台湾・韓国・中国それぞれで定期的な販売ができるようになってきました。特に中国では伸び代が大きく、今後大きな販売増が見込まれています。社内で海外事業を回す体制も整い、現在はすでに弊社の支援は完了しています。

そしてそれだけにとどまらず、M社様は今回の経験をもとに、グローバルな事業展開に積極的に取り組まれるようになってきました。現在は欧米メーカーのユニークな製品を見つけ、独自に販売権を交渉し、日本で販売するなど、更なる発展に向けた挑戦を続けられています。